用語集(索引)
悪玉コレステロール
血管にコレステロールを運ぶ働きをしますが、増えすぎると血管壁に蓄積し、動脈硬化や心疾患のリスクを高めます。バランスの良い食事や運動で適正値に保つことが大切です。
アンラーニング
これまで身につけてきた知識、考え方、習慣などを意識的に手放し、新しい知識やスキルを取り入れるための準備を行うこと。
私たちは、過去に学んだ知識や習慣が新しいことを学ぶ際の障害となる場合があり、時代や環境の変化が激しい現代において、アンラーニングは時代遅れになった知識や常識を捨てるとき、変化に対応し、新しい価値観を柔軟に受け入れたいとき、イノベーションや創造性を高めたいときなどに有効です。
インスリン感受性
インスリンが体内で正常に働く度合いのこと。感受性が高いと血糖が効率よくエネルギーに変わり、太りにくく健康的な体を保ちやすくなります。
インスリン抵抗性
体の細胞がインスリンの作用に反応しにくくなった状態で、血糖がうまく利用されず高血糖を招きます。放置すると糖尿病のリスクが高まるため、運動や食事改善での予防・改善が重要です。
検索練習効果
学習した情報を単純に何度も見たり聞いたりするのではなく、自分の頭の中から意識的に「思い出そうとする行為(検索行為)」によって記憶が強化され、長期間定着する効果
たとえば、「教科書を繰り返し読む」という受動的な学習よりも、「問題を解いて答えを思い出そうとする」などの能動的な検索行動を繰り返すほうが、記憶が強化されやすく、情報が整理されてより使いやすい知識として定着します。
これは脳が情報を「取り出す」過程で、その知識が強く再構築されるためであり、認知心理学や教育心理学の分野で、効果的な学習法として広く推奨されています。
コミットメント契約
誰かと「約束」を交わすことで行動の責任感が高まる。友人と一緒に取り組んだり、報告義務を設けたりすることで、続けないと気まずい状況に。第三者の目があるだけで、驚くほど継続力がアップする。
脂肪肝
肝臓に中性脂肪が過剰にたまった状態。飲酒や食べすぎ、運動不足が原因となり、進行すると肝炎や肝硬変へとつながることもあります。
締め切り効果(デッドライン効果)
人は期限が迫ると行動を起こしやすくなる。自分に締切を設けることで、先延ばしの癖を防ぎ、実行力が高まる。短期的な目標を定期的に設定することで、行動のリズムも生まれ、習慣化が進みやすくなる。
単糖類
糖質のなかで最も基本的な構成単位となる糖のことを指します。これ以上分解されない最小単位の糖であり、私たちの体内ですぐにエネルギー源として利用されます。
テロメア
染色体の末端にある構造で、細胞分裂のたびに短くなります。テロメアが短くなると老化や病気のリスクが高まるとされ、運動やストレス管理、バランスの良い食生活がテロメアの維持に役立つと考えられています。
ナッジ理論
強制ではなく、自然と正しい選択を促す仕掛けを作る。たとえば「朝一番に白湯を見える場所に置く」と、無意識に飲むようになる。意志力ではなく、視覚や行動の流れを活用して習慣を誘導するテクニック。
二糖類
単糖が2つ結合した糖質であり、炭水化物の中でも比較的シンプルな構造を持つ糖の一種です。私たちが日常で摂取する砂糖や牛乳などにも含まれ、体内で消化酵素により分解され、エネルギーとして利用されます。
認知的不協和
自分が持っている複数の認知(考え方、信念、行動など)が互いに矛盾しているときに生じる心理的な不快感や緊張状態のこと。
具体的な例
「健康のために禁煙したい」という考えと「タバコを吸い続けている」という行動が矛盾すると、不快感や葛藤が生まれる。
「環境を守りたい」と言いながらも「プラスチック製品を使い捨てする」という行動が不協和を生み出す。
ハスカップ
北海道を中心に自生する果実で、鮮やかな紫色と甘酸っぱい味わいが特徴。和名では「クロミノウグイスカグラ」と呼ばれ、古くからアイヌ民族には「不老長寿の果実」として愛用されてきた。
アントシアニンが豊富で強力な抗酸化作用で細胞の老化を防ぎ、目の疲れや視力の改善にも効果的。
近年は、その栄養価の高さと健康効果から、ジャムやジュース、サプリメントとしても注目されている。
バーピー
ジャンプ、スクワット、腕立て伏せを組み合わせた全身運動。短時間で心拍数を上げ、筋力・持久力・脂肪燃焼を同時に高める効果があり、自重で行えるため自宅でも手軽に取り入れられます。
フラッシュバブル記憶
心が強く揺さぶられるような衝撃的な出来事に遭遇したとき、その瞬間の情景や音、感覚までもが鮮明に焼き付けられた記憶のこと。まるでカメラのフラッシュが焚かれ、一瞬の光景が永遠に心の中に刻み込まれたように、鮮やかで色褪せることがないのが特徴。
マウンテンクライマー
腕立て伏せの姿勢で足を交互に素早く引き寄せる自重トレーニング。体幹・下半身・心肺機能を同時に鍛えられ、脂肪燃焼や代謝アップに効果的。場所を取らず、短時間でも高い運動効果が得られます。
BDNF(脳由来神経栄養因子)
脳の神経細胞の成長や維持、再生を促すたんぱく質。運動や良質な睡眠により分泌が増え、記憶力や学習能力の向上、うつ症状の軽減など、脳の健康維持に重要な役割を果たします。
CAM植物
乾燥環境に適応し、夜間にCO₂を取り込み昼間は気孔を閉じて水分を節約しながら光合成を行う植物で、サボテンやパイナップルが代表的です。
EPA・DHA
青魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸の一種で、EPAは血液をサラサラにし、DHAは脳の働きをサポートします。どちらも炎症を抑え、生活習慣病や認知症の予防に役立つ重要な栄養素です。
EPOC効果
運動後も酸素消費が続き、エネルギーが消費される現象。激しい運動後ほどこの効果は大きく、脂肪燃焼や代謝アップが期待できます。
G I値
GI値(グリセミック・インデックス)とは、食後の血糖値の上昇度を示す指標で、数値が高いほど血糖値が急上昇しやすくなります。
VO₂max(ブイオーツーマックス)
「運動中に体内に取り込める酸素の最大量」のことを指し、一般的には『最大酸素摂取量』と呼ばれます。これは人の持久力や心肺能力を示す重要な指標で、体力の「総合的な目安」として広く使われています。
VO₂maxが高いほど、心肺機能が優れているため、効率的に酸素を使える、長期的に見ると心疾患や生活習慣病のリスクが下がる傾向にある。