育児

子どもの誕生日に想う事

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先日、長女が9歳の誕生日を迎えました。

家族の誕生日は我が家にとって特別なイベントであると同時に、1年を振り返る良い機会でもあります。

自分の誕生日なら自分自身を振り返り、妻の誕生日には夫婦としての関係を見つめ直す。

そして、子どもの誕生日にはその子の成長や変化、そして親としての関わり方を再考する時間を取るのが、我が家の習慣です。

今回も、長女のこの1年を振り返りながら、改めて小学生中学年(3〜4年生)の子どもに特化した子育てを学び直す良い機会となりました。

特に参考にしたのが『学校と一緒に安心して子どもを育てる本』。

その中で紹介されていた「小学3〜4年生」の特徴と接し方が、まさに今の長女にぴったりでした。

小学3〜4年生の特徴と家庭での役割

小学3〜4年生は、自立心が芽生え始める時期です。

親に対して「もう子ども扱いされたくない!」という気持ちが強くなる一方で、まだ完全に自立するには至らないという微妙な時期。

これがいわゆる「プチ反抗期」ですね。

長女も例に漏れず、最近は何かと口答えが増え、扱いには手を焼くこともしばしば。

さらに、友人関係が複雑化するのもこの時期の特徴。長女も「今日は〇〇ちゃんと仲良くできた」「でも△△ちゃんが冷たかった」と、学校での出来事を話してくれることがあります。

こうした話を聞くと、親としてはついアドバイスしたくなりますが、本書には「親が介入しすぎず、子ども自身が解決方法を考える時間を持たせること」が大切だと書かれていました。

感情的な反応と脳の仕組み

また、最近の子育て本では脳科学の視点からの解説が多いのも特徴的です。

子どもの脳はまだ発達途中で、感情を司る「扁桃体」は活発に働くものの、感情を抑える役割を持つ「前頭前野」は未熟な状態です。

そのため、衝動的な行動や感情的な反応が起きやすいのです。

たとえば、長女が妹たちに怒りっぽくなったり、些細なことで私や妻に反抗することも、彼女自身ではコントロールしきれない部分があるからです。

この仕組みを知っていると、親として感情的に叱る必要がないことに気づきます。むしろ「子どもの未熟さを受け入れ、成長を見守るスタンス」が重要なのだと改めて実感しました。

これからの1年が鍵になる

10歳を目前にしたこの1年は、子どもの心身の成長にとって非常に重要な時期だそうです。

この時期に親がどのように関わるかが、子どもの自立や自己肯定感に大きな影響を与えるとのこと。特に以下のポイントを意識しようと思います。

  • 信頼関係の構築
    • 長女が安心して話せる環境を作ること。「どうしてそう思ったの?」と問いかけ、彼女の考えを引き出す姿勢を忘れないようにしたいです。
  • 自己肯定感を高める
    • 小さな成功体験を積ませること。例えば、「今日は宿題を自分で計画して終わらせたね」と具体的に褒めることで、達成感を感じてもらいたいです。
  • 自立を促す教育
    • 自分で考え、選択し、行動する力を育てる。例えば、学校での係活動や家事の手伝いを通じて、小さな責任を持たせる経験を積ませること。

親としての学びと心構え

最後に、自分自身も親として成長することを忘れないようにしたいと思います。子育ては親にとっても学びのプロセスであり、完璧を目指す必要はありません。

失敗してもいい、親も一緒に成長していけばいいのだと、肩の力を抜いて考えることができました。

9歳になった長女のこれからの成長が楽しみです。

プチ反抗期を迎え、時には親子でぶつかることもありますが、これも成長の証。

「反抗する=信頼関係があるからこそ」というポジティブな視点を持ちながら、これからも一緒に成長していけたらと思います。

それでは、今日も1日、最高に楽しく生きましょう!

PROFILE
のりたま
のりたま
僧侶兼主夫として働く、三人娘の父親ブロガー
健康的で、SDGsな子育てや、人生の質を向上させる有益な情報を発信します。
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