育児

コンビニから本が消える時代、何を思う?

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先日、いつものように近所のコンビニへ。

温かい飲み物を手に取って、ついでに雑誌コーナーへ向かったんですけど――あれ? 本棚が無い。

「え、本が無い!?」とびっくりして店員さんに聞いたら、「最近、本の販売を終了したんです」とのこと。なんだか急に、ぽっかり心に穴が空いた気がしました。

コンビニの本棚って、あの小さなスペースにぎゅっと詰まった情報の宝庫でしたよね。

週刊誌やマンガ、自己啓発本など、忙しい日常の中でふと手に取っては、思いがけない発見をもらったものです。

新しい本や雑誌との出会いは、ちょっとした楽しみでもありました。

でも、これは全国的な流れらしく、本を買う人が減っていることや販売スペースの効率化などが背景にあるようです。

電子書籍の普及も、大きな影響のひとつかもしれません。

本を読む人は、実は昔から少ない?

こういう話になると、よく「最近の若い人は本を読まない」と言われますが、実は昔からずっと言われ続けていることなんです。

私たちが若い頃も、「今の若者はテレビばっかりで本を読まない」なんて聞きましたし、そのさらに前の世代も同じようなことを言われていたんじゃないでしょうか。

要は、本を読む人が少ないのはいつの時代も変わらない普遍的な現象。

でも、だからこそ読書の魅力やメリットを伝え続けることが大切だと感じます。

「本を読むって楽しい」「学びがある」「知らなかった世界が広がる」

そんな読書の価値を、これからも共有していけたらと思うんです。

本がもたらすもの

読書には数えきれないほどのメリットがあります。

たとえば、ストレス軽減効果。

静かな時間に没頭して本を読んでいると、日常のモヤモヤから少し解放されます。

そして、知識が増えるのも魅力のひとつ。

新しい視点や考え方に出会うたびに、自分の世界が少しずつ広がる感覚を得られますよね。

小説に限らず、自己啓発本やビジネス本を読むのもおすすめです。

実生活に役立つヒントが詰まっていて、読んだ後の行動が変わるなんてこともあります。

言ってみれば本は、「過去を生きた人たちの魂の結晶」。

彼らの人生経験を、たった数千円、数時間で手に入れられるわけですから、こんなにコスパの良い学びはなかなかありません。

紙の本と電子書籍、それぞれの魅力

とはいえ、私自身は最近、電子書籍にも助けられています。

特にビジネス書や自己啓発本だと、ハイライト機能で重要箇所をいつでも見返せるのが便利ですよね。

昔は付箋を貼ったりノートに書き写したりしていたのを考えると、かなり効率的です。

一方で、小説は紙の本派。

ページをめくるときの音や手触り、そしてデザインや装丁も含めた「本そのもの」が好きなんです。

お気に入りの作家の作品を本棚に並べて眺めるのも幸せですし、気になった一文をさっと振り返るのも紙のほうがやりやすいと感じます。

子どもに与える自宅の紙の本の影響

さて、紙の本の魅力といえば、実は子どもたちにとっても大きな意味があります。

  • 家庭内の本の数が多いほど、子供の学力が高まる傾向がある
    • 特に読解力、数学、科学などの科目で顕著だそうです

本がたくさんある家庭で育った子供は、平均して教育年数が3年ほど長くなるというデータもあります。

なぜそんなにも差が出るのでしょうか?

  • 本が多いことで学びが楽しくなる
    • 子どもは自然と「本を読む=楽しい」「未知の世界が広がる」という感覚を身につけやすくなり、知的好奇心や学ぶ意欲が高まるのです
  • 好奇心を刺激し、習慣を育む
    • 早期教育の観点からも、家に本が多いというのは「文化的資源」が豊富な環境と言えます。子どもがいつでも本に手を伸ばせる状態は、読書や学びの習慣を育む大きなきっかけとなるのです

つまり、たとえコンビニで本を手に取る機会が減ったとしても、自宅に本棚を置き、子どもの目線で好きな本を手に取れるようにしておくことはとても大切。

「読書は面白い」「勉強するのは楽しい」という感覚を幼い頃から育むことで、将来の学力や教育年数にまで好影響をもたらす可能性があるんですね。

本が無くても「読書」は無くならない

確かにコンビニから本が消えてしまうのは寂しいこと。

でも、それは「読書」が無くなることとは違うと思うんです。

今や図書館や書店、そして電子書籍など、本を手に取る方法はたくさんあります。

むしろ、スマホやタブレットひとつあれば、どこでも読書を楽しめる時代になりました。

大切なのは、本を読みたいと思ったときにすぐ手に取れる環境づくり、そして自分の中で「読書」という習慣を絶やさないこと。

それができれば、どんなに時代が変化しても、本と出会うチャンスは続いていくはずです。

さらに、子どもにとっては「本がある空間」が大きな学びの土台となることも覚えておきたいポイントですね。

コンビニの本棚が姿を消してしまうのは切ないですが、私たちの周りにはまだまだ読書を楽しむ手段があふれています。

紙の本の良さと電子書籍の便利さ、それぞれを活用しながら、本を通じて新たな世界を覗いてみるのはいかがでしょうか。

特にお子さんがいるご家庭では、ぜひ紙の本を積極的に置いてあげて、学びの土台を育んでみてください。

それでは、今日も1日、最高に楽しく生きましょう!

PROFILE
のりたま
のりたま
僧侶兼主夫として働く、三人娘の父親ブロガー
健康的で、SDGsな子育てや、人生の質を向上させる有益な情報を発信します。
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