情報の海に溺れる君へ
先日、子どもの幼稚園でお遊戯会がありました。
子どもの成長を感じられる特別な日ですが、同時に親として気を張らなければならない場面も多い行事です。
先生や他の保護者との挨拶や会話、そして子どものサポート。
結果として、家に帰るころには頭がズキズキと痛み出しました。
これ、実は今回だけではありません。
幼稚園や小学校の行事に参加すると、必ずと言っていいほど頭が痛くなるのです。
そして、それは長時間の買い物でも同じような状況に。
情報をインプットしすぎる性格
私はどうやら、必要以上に周囲の情報をインプットしてしまう性格のようです。
例えば、お遊戯会ではこんな感じです
- 周囲の親御さんの服装や髪型、話し方を観察
- 子どもたちの様子や親子関係の接し方が気になる
- 他の保護者がどんな会話をしているか、つい耳に入ってしまう
これに加えて、場の空気、匂い、光、音など、五感で感じ取るものが多すぎて、脳がオーバーロード状態に。
長時間の買い物でも同じです。
すれ違う人の顔や広告、店内BGM、商品の配置、レジの様子まで、意識的に見るつもりがなくても、どんどん情報が入ってきてしまいます。
そしてそれが知らず知らずのうちに脳へ負担をかけ、頭痛を引き起こす原因になっているのです。
頭痛の原因は「脳の過労」
このような状況での頭痛の原因は、「脳の過労」によるものが大きいといわれています。
- 強い刺激が脳に負担をかける
明るい照明や多くの音、たくさんの視覚情報は、脳にとって過剰な刺激です。
特に私のように物事を観察しがちな人は、こうした刺激をより敏感に感じ取り、脳の神経が過剰に反応してしまいます。
- 緊張で血流が悪化
行事や買い物中、どうしても気を張ってしまい、体が無意識に緊張します。その結果、筋肉がこわばり、血流が悪化し、頭痛につながります。
- ストレスホルモンの増加
「子どもがしっかりできるかな」「他の保護者ときちんと話せているかな」などといったプレッシャーでストレスホルモンが増加。これも頭痛の引き金になります。
頭痛を防ぐための具体的な工夫
こうした頭痛を防ぐには、自分の「頭痛トリガー」を把握し、適切なセルフケアを行うことが大切です。以下に私が取り入れている方法をご紹介します。
- 休憩時間を設ける
お遊戯会や買い物など、長時間にわたる行事の際は、意識的に休憩時間を作りましょう。座って深呼吸をするだけでも、脳をリフレッシュできます。
- 音や光を和らげる
耳栓やサングラスを持ち歩き、強い音や光を軽減するのもおすすめです。私も買い物のときにはノイズキャンセリング機能がついたイヤホンを使うことがあります。
- 水分補給を忘れない
脱水は頭痛を悪化させる原因の一つです。こまめに水分を取ることで、脳と体の疲労を軽減できます。
- 頭痛に効く栄養素を意識
日常的にマグネシウムやビタミンB群を含む食品を取り入れることで、頭痛体質を改善できます。私はいつもミックスナッツを持ち運び間食に食べるようにしています。
- 頭痛を感じたら冷温ケア
頭が痛くなったら、こめかみを冷やし、肩や首を温めることで血流を改善し、痛みを和らげます。
簡単にできるストレッチとリラクゼーション
頭痛を防ぐには、筋肉の緊張をほぐすストレッチやリラクゼーションも効果的です。以下は自宅でも簡単にできる方法です。
- 首と肩のストレッチ
- 首を前後に倒す:首をゆっくり前に倒し、次に後ろに倒す。
- 首を左右に倒す:耳を肩に近づけるイメージで、ゆっくりと倒す。
- 肩回し:両肩を大きく回す(前後10回ずつ)。
- 深呼吸でリラックス
- 呼吸法:鼻から4秒吸って、5秒間息を止めて、口から8秒吐く。これを繰り返すことで脳に酸素が行き渡り、リラックス効果が得られます。
- 短時間の瞑想
- 静かな場所で目を閉じ、呼吸に意識を集中します。深呼吸とセットで。
情報のインプットをコントロールする
お遊戯会や買い物での疲れの大きな原因は、無意識に情報を取り込みすぎてしまうこと。最近では、「情報を見ない努力」も意識するようにしています。
具体的な対策
- 買い物中はリストに集中する
- リストに書いた必要なものだけを探すことで、無駄な情報を遮断。
- 行事では挨拶の回数を限定する
- 例えば、「挨拶は3人まで」など、自分なりのルールを設定。
- 意識的に雑念を払う
- 瞑想や深呼吸で頭をリセットし、「今ここ」に集中する。
自分の性格を受け入れつつ工夫する
正直、こうした性格は変えようとしても簡単には変わりません。
しかし、自分が「情報を拾いすぎるタイプ」であることを認識し、そのうえでどう対処するかを考えることが大切です。
子どもたちの成長を見守りつつ、自分の心と体も大切にする。
そのバランスを取りながら、これからも子どもたちの行事を楽しんでいきたいと思います。
行事や買い物で頭が痛くなるのは、気を張りすぎている証拠。
少し肩の力を抜いて、適切な休息と工夫を取り入れることで、もっと心地よく過ごせるはずです。
忙しい年末、あなたもぜひ、自分に優しい方法で乗り切ってくださいね。
それでは、今日も1日、最高に楽しく生きましょう!