好かれる為には尻尾を振れ
突然ですが、初対面や久しぶりに会った人と、すぐに心を通わせる方法をご存じですか?
実は、そのヒントは犬の行動にあります。
飼い主が帰宅したとき、犬が全力で尻尾を振って喜ぶ姿を想像してみてください。
純粋なその喜びは、相手に「自分が必要とされている」と感じさせ、自然と安心感を生み出します。
そして、驚くべきことに、この行動は人間関係にも応用できるのです。
「尻尾を振るように、喜びをストレートに表現するだけで、相手との関係が劇的に良くなる」。
これは、私が今年得た最大の学びでもあります。
「尻尾を振る」とは何か?
「尻尾を振る」とは、言い換えると、「あなたに会えて嬉しい!」という気持ちを素直に表現することです。
犬は、自分の感情を隠さず、全力で示します。
それが相手に安心感を与え、信頼関係を築く基盤となります。
人間も同じで、「会えて嬉しい」「話せて良かった」と言葉や態度で示すことで、相手にポジティブな印象を残すことができるのです。
今年最大の学び:「尻尾を振る」ことの大切さ
今年、私は人との関わり方を大きく見直しました。
以前の私は、挨拶を「形式的」に済ませることがほとんどでした。
言葉は交わすけれど、声は小さく、笑顔もなく、どこか義務感が滲み出ている。
特に意識していませんでしたが、今振り返ると、これがどれだけ相手にとって失礼だったか、痛感しています。
「感じがいいな」と思う人を思い出すと、必ずその人の笑顔や明るい挨拶が浮かんできます。
笑顔で大きな声で挨拶をされると、こちらまで元気になる。
そんな経験を何度もしてきたのに、私自身がそれを実践していなかったのです。
その瞬間、「自分もそういう人になりたい」「周囲にポジティブな影響を与える存在になりたい」と心から思えるようになりました。
そして、これを習慣にしようと意識するようになったのです。
喜びを伝えることの心理的効果
「尻尾を振る」事の科学的心理効果
- ポジティブな感情が伝染する
- 喜びの表現は連鎖します。あなたが笑顔で喜びを示せば、相手も自然と笑顔になり、場の雰囲気が一気に明るくなります
- 承認欲求を満たす
- 「自分は価値のある存在だ」と感じた相手は、安心感を得てあなたに信頼を寄せます
- 初対面の壁を壊す
- 初対面でも素直な喜びを表現すると、相手の警戒心が薄れ、距離を縮めやすくなります
尻尾を振る具体的な方法
「尻尾を振る」ことは難しくありません。
以下の4つを意識するだけで、あなたのコミュニケーションは一変します。
- 会った瞬間に感情を伝える
- 例「お会いできて嬉しいです!」
- 例「今日お話しできるのを楽しみにしていました!」
- 笑顔を忘れない
- 言葉だけでなく、表情にも喜びを乗せることで、相手に深く伝わります。
- 具体的な理由を添える
- 例「前回のアドバイス、とても助かりました!」
- 例「〇〇の件でぜひお話ししたかったので、お会いできて良かったです!」
- 小さな感謝を伝える
- 例「今日お時間をいただきありがとうございます。」
- 例「忙しい中、お会いしてくれて感謝しています。」
「尻尾を振らない」とどうなるか?
一方で、「尻尾を振る」ことを意識しないと、次のようなリスクが生じます。
- 冷たい印象を与える
- 無表情や抑えた対応は、「興味がない」「話したくない」と誤解されることがあります。 たとえば、初対面で「よろしくお願いします」と形式的に言うだけでは、温かさは伝わりません
- 信頼構築が遅れる
- 喜びを伝えないと、相手は「この人は心を開いていない」と感じ、距離感が縮まりにくくなります
- コミュニケーションの断絶
- リアクションが薄いと、相手は「嫌われている」と感じることも。これにより、信頼を築く機会そのものを失ってしまいます
尻尾を振る姿勢を習慣化するヒント
この習慣を日常に取り入れるためには、いくつかの工夫が必要です。
- 家族や同僚にも実践 親しい間柄ほど、喜びや感謝を表現することを忘れがちです
- 「ありがとう」「助かったよ」といった一言を大切にしましょう
- オンラインでも尻尾を振る
- メールやSNSでも、「コメントありがとう!」や「嬉しいです」といった言葉を意識的に使うことで、ポジティブな関係が築けます
- 自分自身の「尻尾」を育てる
- 喜びを伝える習慣を持つと、自分自身もポジティブな気持ちを持ちやすくなります。これは、ストレス軽減や穏やかな日常にもつながります
「あなたに会えて嬉しい」と伝えるのは、ほんの小さな行動です。
でも、その効果は絶大です。
相手の心を明るくし、自分自身も気持ちが軽やかになる。
そして、その積み重ねが、より良い人間関係や豊かな人生を作るのです。
次に誰かと会うとき、「尻尾を振る」ことを意識してみませんか?
それでは、今日も1日、最高に楽しく生きましょう!