今年もブックサンタがやってきた
もうすぐクリスマス。
街中がイルミネーションに彩られ、子どもたちの胸が高鳴る季節です。
我が家でもクリスマスに向けて少しずつ準備を進めていますが、私にとってこの時期の恒例イベントがあります。それが『ブックサンタ』です。
ブックサンタとは?
『ブックサンタ』は、NPO法人チャリティーサンタが運営する社会貢献プロジェクトで、2017年に始まりました。
このプロジェクトでは、全国の困難な状況にある子どもたちに本をプレゼントしています。
本を贈りたいと思った人が書店で本を購入すると、その本がチャリティーサンタをはじめとする全国のNPOを通じて子どもたちに届けられる仕組みです。
子どもたちにとって、クリスマスや誕生日は本来ワクワクする特別なイベントのはず。
しかし、日本国内には約200万人の子どもたちが経済的な理由や家庭環境の問題で、その喜びを体験できない現実があります。
ブックサンタは、そんな子どもたちに少しでも温かい体験を届けるために活動しています。
2024年9月時点で、全国1,868店舗の書店が参加し、これまでに269,333冊もの本が寄付されてきました。しかし、まだまだ行き渡っていないのが現状です。
私がブックサンタに参加する理由
私がブックサンタを知ったのは2020年のこと。
それから毎年欠かさず参加し、過去3回、絵本を贈ってきました。
我が家の子どもたちに人気のある絵本、
『こんとあき』
『はじめてのおつかい』
『パンどろぼう』
を選び、誰かの子どもたちにも笑顔を届けられたらと願っています。
私は昔から募金や社会貢献活動が好きでした。
最近はキャッシュレス決済が増えてコンビニ募金の機会が減りましたが、それでも毎月ユニセフに2000円を寄付しています。
また、このブログが将来的に少しでも収益を得ることができたら、その10%を寄付に回すと決めています。
こうした活動は自己満足と言われることもありますが、私は「やらない善よりも、やる偽善」を信条としています。
他者貢献は、他者のためであると同時に自分のためでもあるのです。
他者貢献の力
心理学的にも、他者貢献は寄付や善行をした人自身にも良い影響を与えるとされています。
たとえば、駅で落とし物を拾って渡したり、困っている人を助けたとき、「自分は人に優しくできる」と感じることで自己肯定感が高まり、さらに周囲に優しく接する余裕が生まれます。
アドラー心理学では、人間の幸せの3大要素の一つに「他者貢献」を挙げています。
「情けは人の為ならず」
この言葉、本来の意味は「人に情けをかけることは巡り巡って自分にも良いことをもたらす」というもの。
善い行いは、間接的にでも自分に返ってくるのです。
ブックサンタへの参加も同じ。
子どもたちに本を贈ることが、いつか社会全体の優しさにつながり、自分にもその恩恵が返ってくると信じています。
子どもたちへの教育として
さらに、こうした活動に参加する姿を子どもたちに見せることも、大切な教育だと思います。
私自身、被災したときにボランティアの方々の手助けや義援金に励まされました。その経験から、困っている人を助けることの大切さを子どもたちにも伝えたい。
「困っている人がいたら手を差し伸べる人間になってほしい」という願いを込めて、ブックサンタを通じて子どもたちに「他者を思いやる心」を伝えています。
自分を誇れる行動をすること。
それが他者にも自分にも良い影響を与えます。
そして、大好きな本を通じてそれができるなら、これ以上のことはありません。
今年もブックサンタを通じて誰かのサンタクロースになれることに感謝しつつ、私自身もこの活動を続けていきます。
ぜひ、あなたも「誰かのサンタクロース」になってみませんか?
それでは、今日も1日、最高に楽しく生きましょう!