決めつけて生きる
先日公開した「生まれつきの特性を知る」と「性格は存在しない」いう記事、多くの方に読んでいただき、ありがとうございます!
まだの方はコチラからどうぞ
今回はその補足として、「決め付けること」の力についてお話しします。
矛盾しているように思えるかもしれませんが、実はこれが成長と変化の鍵になるのです。
気質は存在するが、言い訳にしてはいけない
私たちの気質は、脳の構造や体質など遺伝的な要素で確かに形作られています。
たとえば、「人見知り」や「慎重な性格」といった特徴も、ある程度は生まれつきのものかもしれません。
しかし、それを理由に「自分には無理だ」と決め付けてしまうと、成長のチャンスを逃してしまいます。
大切なのは、「できない」ではなく、「できる方法を探す」という姿勢。
気質に合わないことにも少しずつ挑戦しながら、自分を成長させることができます。
とはいえ、無理をしすぎるのも禁物。適度に休みながら、長く続けられるペースで取り組むことが重要です。
決め付けることが成長につながる理由
一見、「性格が存在しない」という考えと矛盾するようですが、ポジティブな決め付けが成長を後押しします。
これは、「なりたい自分」を定義することと同じです。
- 人見知りだけど、「会ったら笑顔で挨拶する人」と自分を決め付ける
- 運動が苦手でも、「火曜夜はジムに行く人」とルール化する
私は毎朝のコールドシャワーを日課にしていますが、これが毎日、かなり嫌なんです。
朝起きてシャワーの前に、頭の中でいつも「今日はやめとこうかな」と葛藤します。
しかし、最終的には「毎日やる人間だ」と決めているからやります。
この「決めている」という意識があるからこそ、嫌でもやる。
結果的に、シャワーを終えた後はスッキリして「今日もやり切った」という達成感を味わえます。
このように、「やると決める」ことで、行動を後押しする力が生まれるのです。
決め付けるから価値が生まれる
価値観は、私たちの「決め付け」によって形作られます。
紙幣が価値を持つのも、私たちが「価値がある」と決め付けているからです。
これを自分自身に当てはめてみましょう。
- 「私は健康を大切にする人間だ」と決めれば、その行動に責任が伴います
- 「運動を習慣化する人」と宣言すれば、怠けたくなったときにも「やらないと」と思えるようになります
このように、ポジティブな決め付けは、私たちの行動を継続させ、価値を生む原動力となるのです。
理想の自分を宣言する重要性
自分の理想像を「宣言」することで、目指すべき方向性が明確になります。
たとえば、「私は毎日10分瞑想する人です」と周囲に宣言することで、やらなければならない理由が増えます。
周囲から「こういう人」と認識されると、さらに行動が一貫性を持つようになります。
行動心理学に一貫性の法則というものがあります。
自らの行動や発言、態度などに対して一貫したいという心理です。
人に宣言したことを出来ないと思われるのストレスのかかる事で出来ると思われたい、そのまま続けたいと思うものです。
決め付けることのバランス
ただし、何でもかんでも決め付けると息切れしてしまうこともあります。
ここで重要なのは、気質を理解し、適度にアクセルとブレーキを使い分けること。
- 挑戦するとき:新しいことに積極的に取り組む
- 疲れたとき:無理せず、自分らしくリラックスできる時間を作る
このバランスを保つことで、無理なく継続的に成長できます。
人生を変えるために必要なのは、「やると決める」こと。
その決め付けが行動を後押しし、成長を支えます。
- 理想の自分を宣言する:自分の目標を明確にする
- 他人に認識される:周囲からの期待が行動のモチベーションを高める
- 気質を理解する:自分を否定せず、無理なく取り組む
自分をポジティブに決め付ける力を活用して、理想の自分をデザインしていきましょう。
小さな一歩でも、毎日続けることで大きな変化を生み出します。
それでは、今日も1日、最高の自分で楽しんで生きましょう!