ドミニカ共和国から電話があった話

nrtm-ok

先日、携帯に突然の着信。画面には「+1」、ドミニカ共和国!?

ちょうど友人と「プレミア12でドミニカが日本に大敗したね」なんて話をしていたばかりだったので、なぜか「怒りの抗議電話か!?」とビビりました。

震えながら出てみると、聞こえてきたのは自動音声。

「2時間以内に全ての電話機が使えなくなります」

え?ドミニカってそんなすごい技術持ってるの!? いやいや、待てよ。これ、絶対詐欺だわ。静かに電話を切りました。

正直、こんな荒唐無稽な話に引っかかる人なんているの?と思いますよね。

でも、コンビニのATMには「電話でお金は戻りません」や「プリペイドカードを買ってと言われたら詐欺です」なんて注意書きがあるほど、実際に被害は多いんです。

つい先日も、知り合いの70代女性が「30万円払わないと電話が止められる」という電話にパニックになり、コンビニに向かおうとしていました。

運よく旦那さんが帰宅して止められましたが、もう少し遅れていたら間違いなく支払っていたでしょう。

こういう話を聞くたびに思うんです。 自分には当たり前に思える「これ、詐欺でしょ」が、相手によっては「本当かもしれない」と思わせてしまうのが詐欺の怖いところなんですよね。

進化する詐欺師たちの手口

詐欺師たちは今、効率重視の方法を取っています。 自動音声を使って無作為に電話をかけ、反応があった相手だけに本腰を入れるスタイルです。釣れた相手には直接話しかけ、焦らせて振り込みをさせるという流れ。

悪質極まりないですが、効率だけは抜群。許せない話ですが、こういう詐欺が増えるのも納得がいきます。

さらに最近は「闇バイト」なんて言葉が流行っているように、詐欺の片棒を担ぐ若者も増えています。大金を簡単に手に入れられるという甘い言葉に乗せられて、誰でも詐欺の加害者になるリスクがある時代です。

被害を減らすためにできること

では、詐欺被害を防ぐにはどうすれば良いのでしょう? ポイントは3つです。

  • 高齢者をサポートする

ネットやスマホに不慣れな高齢者ほど、詐欺のターゲットにされやすいです。 家族や地域で「こんな電話が来たら詐欺だよ」と教えたり、「怪しいと思ったらすぐ相談する」をルール化しておくことが大切です。

  • 若者へのネットリテラシー教育

闇バイトのような犯罪行為に加担しないためには、若者に「簡単に儲かる話の裏側」を知ってもらうことが必要です。お金を稼ぐことの意味やリスクを、きちんと教える場が必要だと思います。

  • 周囲のコミュニケーションを深める

地域や職場で「最近こんな詐欺があるらしい」と情報を共有するだけでも、防げる被害はあります。孤立している人ほどターゲットにされやすいので、周りとつながりを持つことが大切です。

普段からできる簡単なこと

詐欺被害を減らすために、特別なことをする必要はありません。

例えば、コンビニで電話しながらATMを操作している高齢者を見かけたら、店員さんに一声かけるとか。

家族と「最近こんな詐欺があるらしいよ」と話題にするだけでも、いざという時の防波堤になります。

また、孤立している人ほど詐欺に遭いやすいので、日頃から家族や友人と会話を大切にするのも有効です。

詐欺に負けない社会を作るために

詐欺師たちは、常に手口を進化させています。 だからこそ、私たちも情報をアップデートし、家族や地域で助け合う意識を持つことが大切です。

詐欺は決して他人事ではありません。

「自分は大丈夫」と思っていても、誰しも冷静な判断ができない瞬間はあります。

だからこそ、家族や友人、地域がサポートし合い、未然に防ぐ仕組みを作ることが重要だと思います。

それでは、今日も安全に、そして最高に楽しく生きましょう!

PROFILE
のりたま
のりたま
僧侶兼主夫として働く、三人娘の父親ブロガー
健康的で、SDGsな子育てや、人生の質を向上させる有益な情報を発信します。
記事URLをコピーしました