菌は殺さず増やしまくれ
菌と聞くと、まず消毒や殺菌を思い浮かべる人が多いかもしれません。
ですが、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。
実は菌は、私たちの健康を支える大切なパートナーなんです。
殺すのではなく、育てることが大事。腸活を通じて菌を増やせば、心も体も見違えるほど変わります。
この記事では、腸内環境を整えて菌を育てる具体的な方法をご紹介します。
抗生物質の「光と影」
抗生物質は、感染症を治す頼もしい味方です。
でも実は、善玉菌まで一掃してしまう「諸刃の剣」でもあります。
その結果、以下のような悪影響が出ることも。
免疫力の低下
風邪や感染症にかかりやすくなる。
消化不良
栄養が十分に吸収されなくなる。
メンタルへの影響
腸内環境が乱れると、不安やイライラが増加。
例えば、抗生物質を飲んだ後に「なんだか体がだるい」「お腹が落ち着かない」と感じたことはありませんか?それは善玉菌が激減したサインかもしれません。
コロナ禍で減少する「菌との触れ合い」
コロナ禍での過剰な消毒・殺菌が、子どもたちの腸内環境にも影響を及ぼしています。
菌に触れる機会が減ったことで、以下のリスクが指摘されています。
免疫力の発達不足
病気への抵抗力が弱くなる。
アレルギーの増加
菌との接触が減り、免疫システムが適切に育たない。
菌は「敵」ではなく「共に生きる存在」。
適切に育てることで、子どもたちの健康を守ることができます。
腸活で得られる3つのメリット
腸内には100兆個以上の菌が生息しており、消化や免疫、さらには心の健康にも深く関わっています。
そして、腸は「第二の脳」とも呼ばれるほど重要な存在です。
腸活を始めると、次のような変化が期待できます。
消化機能が向上
栄養をしっかり吸収できるようになり、体が軽く感じられる。
免疫力がアップ
風邪を引きにくくなり、健康的な日々を送れる。
メンタルが安定
腸で作られるセロトニンが増え、ストレスに強くなる。
3つのバイオティクスを活用しよう
腸活の鍵は、「プレバイオティクス」「プロバイオティクス」「ポストバイオティクス」の3つ。
これらをバランス良く取り入れることで、腸内環境が整います。
プレバイオティクス
善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖(例:ゴボウ、バナナ、ニンニク)。
プロバイオティクス
腸内で働く生きた善玉菌(例:ヨーグルト、チーズ、キムチ)。
ポストバイオティクス
善玉菌が作る代謝産物(例:納豆、味噌、酢)。
腸活を日常に取り入れるコツ
腸活は特別なことではなく、日々の小さな習慣の積み重ねです。
以下を試してみましょう。
発酵食品を毎日食べる
ヨーグルトや味噌汁を食事の一品に加える。
プレバイオティクスを摂取
朝食にバナナ、サラダにゴボウをプラス。
ストレスを減らす
リラックスできる時間を意識的に作る。
殺菌はほどほどに
消毒のし過ぎを避け、適度に菌と触れる。
我が家の実践例
- 朝食:ヨーグルトにバナナとハチミツを添える
- 昼食:キャベツやレタスなどの食物繊維が多いサラダをメインに納豆キムチや豆乳コーヒーでタンパク質とプロバイオティクスを取り入れる
- 夕食:味噌汁やぬか漬けを必ず一品に加える。冬はみかん、夏はブドウなどの食物繊維とファイトケミカルを多く含むデザートで締める
ファイトケミカルについてはコチラの記事を参考に。
さらに、腸活サプリメントを取り入れることで、忙しい日々でも腸内環境を効率よく整えることができます。
オススメの腸活サプリメント
California Gold プロバイオティクス 1000億個 植物性カプセル30錠
1日1錠で8種類の生きたプロバイオティクス菌株(5種類の乳酸菌と3種類のビフィズス菌)が摂れる超優れもの。
善玉菌の栄養源となるプレバイオティクスである水溶性の食物繊維。
プロバイオティクスである生きたまま腸に届く酪酸菌は、大腸に棲む善玉菌の一種で、ぬか漬けやチーズなどの発酵食品に含まれ、短鎖脂肪酸(酪酸など)を作り出し腸内環境を完璧に整えてくれます。
これを飲み始めて睡眠の質も向上した感覚があります。
菌を育てることは、未来を変えること
菌を育てないまま生きていくのは、布の服で魔王に挑むようなもの。
軟弱な装備で人生という長いマラソンを走り切るのは至難の業です。
今日から「プレ・プロ・ポストバイオティクス」を意識した食生活を始めてみませんか?
小さな一歩が、大きな変化を生むはずです。
それでは、今日も1日、最高に楽しく生きましょう!