圧倒的に時間を生み出すアクションプラン

「時間が足りない……」 「1日があと3時間あればいいのに……」
そんな風に思ったことはありませんか?
結論から言います。
私たちに時間がないのは、何度も何度も “意味のないこと” に時間を使っているからです。
たとえば、
- SNSを開いて「ちょっとだけ」のつもりが30分経過
- デスクの上の書類を探して10分ロス
- 目的もなくYouTubeを眺め、気づけば1時間消費
「1分1秒の使い方が未来を変える」と言いますが、大事なのは「何をやるか」ではなく、「何をやらないか」。
本当に時間を生み出したいなら、まず 「気づかずに吸い取られている時間」 を守ることが大切です。
まずは「無駄な時間」を削る
パソコン・スマホの効率化
ログインするたびにメールアドレスを入力していませんか?
よく使う文章を毎回手打ちしていませんか?
辞書登録を活用すれば、これらは一発で済みます。
「自分の住所」「アドレス・パスワード」「よく使うフレーズ」「メールの定型文」などを登録しておくだけで、入力の手間が驚くほど省けます。
さらに、パソコンならショートカットキーを覚えると、マウスを使う時間が激減。
「コピー」「ペースト」「全選択」など、よく使う操作は ワンタップで完了させるのが時短の鉄則です。
探し物の時間をなくす
パソコンのデータ、書類、財布、鍵……「どこに置いたっけ?」で1日が終わってしまいます。
- データの整理
- NotionやEvernoteなどの一元管理ツールを活用
- 書類や持ち物の“住所”を決める
- 使ったら必ずそこに戻す
- たまにしか使わないものは、アプリで“場所と日付”をメモしておく
これだけで、探し物にかける時間を劇的に減らせます。
「家のどこに何をしまったか」も検索できるようにしておくと、たまにしか使わないものを探す手間も激減。
たとえば、
- 「冬しか使わない電気毛布は押入れのどこにあるのか?」
- 「年に1回しか使わない工具セットはどこにしまったか?」
これらもアプリで管理しておく ことで、探す時間を大幅に短縮できます。
整理整頓の記事でも話しましたが、物の“住所”を決めるだけでなく、それを記録しておくと最強です。
「どこにしまったっけ?」をなくすだけで、年間何十時間もの時間を生み出せるのです。
気づかずに吸い取られている時間を守る
スマホ依存を断つ
「スクリーンタイム」を活用し、アプリごとに使用時間を制限。
SNSやYouTubeをダラダラ見てしまうなら、ワンタップ解除の手間を作るだけで使用時間が激減。
本気でやりたいなら、「タイムコンテナ」 などの物理的ロックボックスを使うのもアリです。
スマホを車の中に置きっぱなしにするのも効果的。
取りに行くのが面倒になり、無駄にスマホを触る時間がグッと減ります。
通知オフで集中力を守る
「ピコン♪」の通知1回で集中力は完全に分断されます。
そこから集中作業を再開するのに15〜30分かかるとも言われています。
- SNS、ニュース、LINEの通知をオフにする
- まとめてチェックする時間を決める(1日2〜3回で十分)
- 仕事中は「おやすみモード」にして、邪魔されない環境を作る
たったこれだけで 「通知の1秒が30分の無駄に化ける」問題を解決出来ます。
寝室にスマホを持ち込まない
寝る前のスマホ は睡眠の質を落とし、朝スマホを見て二度寝の危険性もあります。
スマホのアラームをやめて、目覚まし時計にするだけで、朝の時間が余裕が生まれます。
朝起きてスマホを手に取ったら最後、 「LINEに数字がついてる…」「Xの通知が溜まってる…」「行住坐臥に記事がアップされてる…」
このループにハマると、気づけば30分経過なんてことに。
「朝はスマホに触らない」ルールを作るだけで、時間の使い方が劇的に変わります。
朝、慌てて準備したせいで忘れ物をした、予定をすっぽかした何てトラブルも防げます。
アイビー・リー・メソッド
時間を効率的に使うには、タスクの優先順位を決め、1つずつ確実に終わらせることが重要です。
そのための強力なツールが 「アイビー・リー・メソッド」。
これは、シンプルながら驚くほど効果がある時間管理術です。
やり方は超シンプル。
- 前日の夜に、翌日必ずやるべきタスクを6つ書き出す
- 優先順位を1~6の順番でつける
- 朝になったら、1番目のタスクから取り掛かる
- 完全に終わったら、次のタスクに進む(途中で他のタスクに手をつけない)
- 終わらなかったタスクは翌日に持ち越し、新たに6つのリストを作成
- 翌日は「持ち越し分+新しいタスク」をまた1~6の順番に並べる
アイビーリーメソッドを導入することで
✅ 何をやるかで迷わなくなる
✅ タスクを並行して処理しないので、ミスや抜け漏れが減る
✅ 「クリアしたタスク」に大きくチェックマークを入れることで達成感が生まれる
マルチタスクはNG
実は、人間の脳はマルチタスクに向いていません。
「2つの作業を同時にやる=効率がいい」 と思われがちですが、実際はタスクを切り替えるたびに脳のリソースが浪費され、結果的にすべてが中途半端になることが科学的に証明されています。
「メールを打ちながら会議の内容をメモする」「YouTubeを流しながら資料を作る」
こんなことをしていると、作業効率が落ち、何倍もの時間を消費することになります。
だからこそ、アイビー・リー・メソッドを使って「シングルタスク」を徹底することが、最速でタスクを片付ける事が出来るのです。
※ただし、完全な適用が難しい場合もある
例えば、仕事上のトラブルや急な差し込み案件が発生すると、このメソッド通りに進めるのが難しくなることがあります。
特に、予定通りに進まない仕事をしている人には、柔軟な対応が求められます。
そのため、「基本はこの方法で動くけど、急な変更には柔軟に対応する」 というスタンスがベスト。
予定が変わったら、その都度リストを修正しながら運用していくのがポイントです。
デッドライン・エフェクト
「あと10分で終わらせなきゃ!」
こんな状況に追い込まれたとき、驚くほど集中力が高まることを経験したことはありませんか?
これは 「締切効果」(デッドライン・エフェクト)と呼ばれるもので、時間制限があることで、脳がアドレナリンを分泌し、一気にパフォーマンスが向上するという心理的な現象です。
我が家の取り組み
我が家では、夕食前の10分間を「全員で大掃除タイム」 に設定しています。
10分しかないので、
✅ 子どもたちも「急がなきゃ!」と集中モードに入る
✅ 余計なことを考えず、手を動かし続けられる
✅ 短時間で家全体の片付けが完了する
しかも、「終わったらすぐに夕飯」 というご褒美があるので、全員が全力で取り組めるのです。
締切効果を仕事に応用すると?
- 「この資料を13時までに仕上げる!」と決める
- 「この会議は17時までで終わらせる」と事前に宣言する
- 「終わったら○○(ご褒美)」を設定する(例:コーヒーを飲む、好きな音楽を聴く)
「時間が限られている」と思うと、ダラダラ作業がなくなり、一気に集中力が爆発します。
特に、「締切後に楽しみが待っている」と、よりパフォーマンスが上がることが分かっています。
ただし、ご褒美が毎回スイーツになってしまうと、健康問題が発生するので注意(笑)
※締切効果の使いすぎに注意
締切効果は強力ですが、常にこの状態で仕事をすると、逆にストレスが溜まるリスクがあります。
アドレナリンが出すぎると、体が「常に戦闘モード」になり、疲労が蓄積してしまうことも。
✅ 「毎回締切効果を使う」のではなく、ここぞという時に発動する
✅ プレッシャーがかかりすぎないように、ゆるいスケジュールも組み込む
✅ 締切を意識しながらも、気持ちに余裕を持つことが大切
このバランスが取れると、「適度な緊張感」と「リラックス」の両方を活かしながら、最高のパフォーマンスを発揮できるようになります。
「時間は、作るもの」
- 私たちに時間がないのは、無駄な時間を垂れ流しているから
- まずは「無駄な時間を減らす」ことが最優先
- スマホ制限・通知オフ・寝室にスマホを持ち込まない
- アイビー・リー・メソッドや締切効果を活用すれば、最短でタスクをこなせる
今日からできるアクションプラン
- 辞書登録やショートカットキー、管理アプリをフル活用する
- スクリーンタイムでスマホの使用時間を制限する
- スマホの通知をオフにする
- 寝室にスマホを持ち込まず、目覚まし時計を使う
- 前日の夜に明日の「優先順位タスク」を6つ書く
- ここぞの場面で締切効果を発動させて効率をアップさせる
何気ない一瞬、ほんのひと工夫が未来の自分に圧倒的な時間を提供してくれます。
それでは、今日も1日、最高に楽しく生きましょう!